キャンプ瑞慶覧について
私達も法人や個人で軍用地を所有しているため、実際に防衛施設局、役所、軍用地主会から返還についての話を聞いた結果、キャンプ瑞慶覧については普天間飛行場の移設と深く連動しており、名護市の辺野古とグアムに基地が完成(※具体的な完成の見込み)しなければ、返還することは難しいとのことでした。
簡単に言うと、移転先の基地を日本が造ったら移転する。造らなければ移転しない。
理由としてはキャンプ瑞慶覧内には、軍司令部や、病院、兵舎、住宅、小中高校など、基地重要施設や日常生活に必要な施設が多くあります。基地機能を停止して一括して返還するには、それに替わる大規模な代替施設が必要です。 普天間飛行場そのものに、働いている軍人や家族の住宅や学校等はありませんし、働いている職場(※普天間飛行場)に寝泊りをしているわけでもありません。県庁という職場を普天間飛行場に例えると、そこで働いている職員や家族は県庁に住んでいるわけではなく、その近くの町に住んで生活をしていて、その町がキャンプ瑞慶覧なのです。職場がなくなった(※普天間飛行場の移設)後に、町がなくなる(※キャンプ瑞慶覧の返還)ので、普天間飛行所の返還がキャンプ瑞慶覧の返還より先になると思われます。
以前、国道331号線からキャンプ瑞慶覧内の喜捨場ハウジングエリアを通り、沖縄高速道路と平行して、北中城村役場方面へ道路を通す計画が役所側から提案されましたが、計画自体に無理があり、村の利益にならないため、地主会の賛同が得られず、計画が頓挫したお話も聞かせていただきました。
北中城村内での軍用地に関しては、アワセゴルフ場とその周辺以外では、具体的な返還に向けての計画や動きはありません。基本的なキャンプ瑞慶覧の返還の考え方としては、役所、軍用地主会の双方とも、地域の発展を考えて全面返還を要望しております。跡地利用の区画整理事業を考えても、高台の平坦地の上、那覇市にも近く、北中城村の中心地として発展が望める地域だからです。
上記の話を想定して、仮に返還されるとしても、普天間基地の移転が条件になっており、借地料の貰える期間は普天間より長くなるかと思われます。仮に返還が15年後としても、軍転法で3年間、沖縄特別処置法で2年間の合計20年間の借地料は見込まれます。
また、今回販売する軍用地が、全面返還され区画整理された場合、土地の原価は下記になると予想されます。
■ 区画整理事業について
区画整理事業は道路や公園等の面積を決め、土地の形を整えて減歩率を出して行きますので、購入した時点の土地の形が丸や三角の場合や現況が森や山であっても問題はありません!!
※減歩率とは、所有している土地の減る割合で沖縄の区画整理事業の平均減歩率は30%〜35%が一般的です。
※天久新都心をはじめ、他の地域の区画整理地内の土地で、丸や三角の土地はありませんし、以前の土地が森や山であっても、きれいに造成されています。
現在、販売中のキャンプ瑞慶覧内4区画の土地も、三角の土地がありますが、区画整理事業が行なわれた場合きれいに造成されます。
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